仕事を辞めたい人たちへ 疲れをとりましょう

 

 

理学療法士だけではないと思いますが、メンタルを崩して仕事を辞める人が少なくないと思います。
患者が良くならない、むしろ悪くなる。やってもやっても良くならない、むしろ悪くなる。ADLが上がらない。痛みが増える。ROMが下がる。筋緊張が高くなってくる。先輩や上司に怒られる。他部署からのクレーム対応、患者からのクレーム。仕事をまかせてもらえない。


メンタルがやられて仕事を辞めたくなるのは完全に指導者、上司、先輩のせいだと思います。指導や教育する側の能力や技術、知識が足りないからです。

指導者講習会が開かれるのもこの現状を認識しているからでしょう。ていうか指導方法って学校で習ったかな?すごく大切だと思うけど・・・。


これを読んでいる人(あなた)は何も悪くないです。世の中には悪い人たちが沢山います。

 

1年たっても3年たっても10年たっても簡単に患者さんは良くならないし、簡単に仕事もできるようになりません。

 

心の疲れを取るには時間がかかります。

心の状態には1倍モード、2倍モード、3倍モードがあります。自分は何倍モードになっているか把握するだけでも大分楽になるのではないでしょうか。

 

何もせずに休みましょう。疲れが取れたら仕事しましょう。

仕事は落ち着いてやりましょう 

 

 

 

チェスのチャンピオンで、映画にもなった方の自伝?本です。人の心の内面が細かく描かれていてとても面白い本です。分厚くて長い本なのでKindleで購入する事をお勧めします。

本の中にも書いてありますが、この方はチェスが上手いのではなく、新しく技術や学習をするのが上手いのです。




5年も理学療法士をやっていれば、身体的な不調が精神面にも影響が出ることが体感的に理解できるとおもいます。そして精神的な不調が身体面にも影響が出てきてしまうのです。
この本を読んでいて、日ごろの練習や試合場面でのちょっとした精神的な変化が、試合結果や、日々の上達に影響が、出ることがよくわかります。

そして、セラピスト自身の日々の一瞬一瞬の精神面が、患者さんの治療・訓練効果に影響が出てきます。
職場全体の精神的安定性も患者さんの治療効果に影響があるという事だと思います。
考えてみれば当たり前のことですが、実際に仕事をしているとそんな余裕は無くなってきてしまいます。


スポーツだけでなく、将棋やチェス、日々の仕事の精神面がパフォーマンスに影響を及ぼします。忙しい毎日ですが、なるべく落ち着いて仕事をしましょう。

4スタンス理論 タイプに合った動きで最大限の力が出せる (じっぴコンパクト新書)

 

4スタンス理論 タイプに合った動きで最大限の力が出せる (じっぴコンパクト新書)

4スタンス理論 タイプに合った動きで最大限の力が出せる (じっぴコンパクト新書)

 

 

第1章 4スタンスの気づき―いかにして稀代の身体理論は誕生したのか?
第2章 4スタンス理論とは―廣戸聡一が語る3つのタイプ分類法
第3章 スポーツシーンでの4スタンス―競技においてもっとも大切なこと
第4章 子供の身体能力を救え!―子供のうちにやっておいてほしいこと
第5章 30代からのコンディショニング―年を重ねて失うものを取り戻す「軸」
付録 4スタンスタイプチェック―あなたのスタンスタイプを知ろう

 

4スタンス理論は、帰納法的な考え方だと思いますが私自信も正しいような気がしています。正しい身体の動かし方が一つでないとも思います。だたし基本の動きはあるのではないかと思います。

 

廣戸聡一さんの本は沢山でているのですが、参考になることが多いです

 

一生疲れない「カラダ」の作り方

も読ませて頂きました。

読むたびに発見があります。

シンプルに考える

 

 

シンプルに考える

シンプルに考える

 

 

 

第1章 ビジネスは「戦い」ではない
第2章 自分の「感性」で生きる
第3章 「成功」は捨て続ける
第4章 「偉い人」はいらない 
第5章 「余計」なことは全部やめる
第6章 「イノベーション」は目指さない

 

人間関係とか業務とか家庭のこととかお金のこととか。色々な事を同時に何度も考えてしまうけど「患者さんのため」だけに集中することが一番の方法ではないでしょうか。



余計なことを考えないのは結構難しいことだと思います。

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

 

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

GO WILD 野生の体を取り戻せ! ―科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス

 

第一章 人類バージョン1.0 なぜ進化による設計は揺るがないのか
第二章 現代人を苦しめるもの 病気ではなく心身の苦痛
第三章 野生の食事 炭水化物と文明
第四章 野生の動き 動くことで脳を形成し、再形成する
第五章 野生の睡眠 眠ると調子がよくなるのはなぜか
第六章 マインドフルネス 野生の心に現れるもの
第七章 バイオフィリア わたしたちの最良の部分は自然の中にある
第八章 同族意識 わたしたちを結びつける分子
第九章 野生の脳 体が健康と幸せをつなげる仕組み
第一〇章 野生の体を取り戻せ わたしたちは何をしてきたか、あなたは何をすればいいか

 

 

著者はハーバード大学医学大学院臨床精神医学准教授。「脳を鍛えるには運動しか無い!」の著者でこの本にもかなりの衝撃を受けました。

 

三章 野生の食事

 主に炭水化物について書かれていますが、糖質制限・パレオダイエットは確かに効果があると私自身も実感しています。体の調子も肌の調子もいいです。リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)というものがあるのだと初めて知りました。

 

四章 野生の動き

 BDNF(brain derived neurotrophic factor; 脳由来神経栄養因子)や「BORN TO RUN」、裸足ランニングについて書かれています。BDNFのことを知ってからは高次脳機能障害の方にも積極的に有酸素運動を取り入れています。

 

五章 野生の睡眠

 自分で沢山睡眠をとるようにしてみたのですが、実感としては【調子が悪くない】の方があっているかなと思います。メンタリストDAIGOさんの「自分を操る超集中力」にも睡眠の大切さが書かれていました。

 

六章 マインドフルネス

 「今この瞬間に意識を集中させる」、「メイソウ」という言葉がひっかかりました。仕事をしているときの精神状態も患者さんにかなりの影響があると思います。

 

患者さんのためにも自信の健康管理のためにもかなり良い本だと思います。

宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話 (新潮新書)

 

 

宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話 (新潮新書)

宇宙を動かす力は何か 日常から観る物理の話 (新潮新書)

 

 

はじめに

第1話 AKB48に潜む物理!?
話題は何でも良いのです/はじまりは素朴な疑問から/〝人気〟とは何だろう?/似た現象を知っている/ファン同士による「協力現象」/理に触れて広がる世界……

第2話 それでも地球は動いているか?
単純なものからはじめよう/地面は何だろうか/信念から理解へ/月食が教えてくれること/「地球は特別」という感覚/星の世界を眺めると/天動説と地動説、どちらが正しい?/天動説は合理的/科学は案外やわらかい/「コペルニクス的転回」は結構ゆっくりだった……

第3話 「動いている」はどう決める?
フィギュアスケーターに問う/無意識に潜む「当たり前」の正体/「止まっている」はどう決める?/相対性原理……

第4話 君は「力」を見たか
それでもみんな動いている/科学者の優しさと〝難しい言葉〟/「力」は結構高度な概念/「動きにくさ」と「重さ」の違い/ 「質量」はかなり高度な概念/「銀の理」から「金の理」へ/ややこしい時は単位を使おう/加速度と質量と力の調和/「あの星まで物を投げて下さい」/あらゆる力を支配する理……

第5話 石ころが語る宇宙の理
親が子に教える「じゅうりょく」/なぜニュートンが発見できたのか/再び、地球は特別ではない! /地の理から宇宙の理へ/ケプラーの勝因/弱いからこそ遠くを支配する/ふたつの天の川が交わる夜空/

第6話 まだ見ぬ理
地図に載っていない山へ/複雑なものに潜む理/新しい理の予感/身体感覚の伝承/現代教育の方法/理解することと習得すること/「1+1」と「5+3」はどちらが難しい?/本当に伝えたいこと

第7話 未来の世界を何で観る?
「スケール」で変わる世界/見えないものを観るために/相対性理論の難しさを解体しよう/時間の正しい測り方/全宇宙情報ネットワーク/「宇宙標準時」を決めるには?/情報伝達の最大速度「Vmax」

第8話 光が導く時間と空間の新しい姿
危うし相対性原理! /「光あれ」/特殊相対性理論はこれだけ/動くと時間の進み方が変わる!?/寿命が延びる「ミュー粒子」の不思議/人工衛星内部の時間はどうなっているか/動くと長さも変わる!?/そして質量まで増える!? /質量はエネルギーの形の一つ/もしも光より速く動いたら/超光速通信は過去へ飛ぶ

第9話 ディズニーランドの魔法と重力
等速直線運動を超えて/慣性力は「見せかけ」の力/宇宙船内はなぜ無重力なのか/「スター・ツアーズ」のトリック/重力もまたイリュージョン/地上での静止は「加速状態」/時間と空間と重力と/天動説、ここに復活!  

 
 
 

物理楽しい。もっと学びたくなる。

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

 

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

学びとは何か――〈探究人〉になるために (岩波新書)

 

 

第1章 記憶と知識
第2章 知識のシステムを創る ー子どもの言語の学習から学ぶ
第3章 乗り越えなければならない壁 ー誤ったスキーマの克服
第4章 学びを極める ー熟達するとはどういうことか
第5章 熟達による脳の変化
第6章 「生きた知識」を生む知識観
第7章 超一流の達人になる
終章  探求人を育てる
 
 
「記憶」と「知識」の違いは「スキーマ」があるかないか。
 
患者さんに動作を覚えてもらうときの参考にもなるし、自己学習するときの参考にもなると思います。
動作を患者さんに覚えてもらうにはなるべく頑張らせず、脳を使わずにやってもらうとうまくいくことが多いと思います。注意を1つに向け、短時間だけ集中してもらうのもコツだと思います。